初風俗に行く

 前回の記事で書いたが、2月に立ちが悪くなり危機感をもったことが相当自身にとって根深い悩みとなることになった。2月はたまたま東京に何の予定もないが旅行をに行くことになっていて、これを機に初風俗に行くこととなる。

 ネットで初風俗は「ソープ」に行けと書かれているのを見る。結構わたしはネット掲示板を見ていたもので風俗ネタはにやにやしながら書き込みを思春期から傍観していたのである。

 ふと風俗といっても、色々ジャンルがあることを32歳にして知るのであった。調べると、デリヘル、ヘルス、ピンサロ、オナクラ、言葉は聞いたことがあるのだけど、具体的なプレイ内容や相場観、嬢に対するイメージなど全く未知であった。

 初風俗はソープに行け。この言葉は当然頭の中にあったのだが、何かいきなりソープに行くのは怖さを感じてしまい、初風俗は「ピンサロ」に行くことに決めたのであった。今となれば、何を考えているだ馬鹿者!!と言ってやりたいのだけど、振り返っても遅く、まぎれもなくピンサロに行ったのであった。

 東京の滞在するホテルの中で結構調べたのを覚えている。リサーチの結果、五反田のピンサロに行くことにした。自身の性癖は無類のギャル好きで髪の毛が明るくネイルもド派手でアイメイクもばっちりであればなお良し見たいなところがあり、初めてを捧げるにはやっぱりギャルが良くて、店のHPにギャルっぽい子が載ってたのが選定理由だったと思う。

 当日は、何も予約もしなくて、10時の開店同時を狙い五反田に向かった。ATMではぼったくりとか予想外の値段を請求されたらいやなので、ネットで調べた料金の倍の現金を引き下ろす。

 開店狙いはもちろんネットで他の客の接客した後のサービスが嫌なら開店と同時に行けと書き込まれていたのが所以である。

 店の中に入る。ドキドキである。

受付の店員 「予約してますか」

  わたし 「していません」

   店員 「それならフリーでよろしいですか」

  わたし 「すいません、初めてなものでわからないのですが、

       ギャルっぽい子がいいんですが・・・」

   店員 「そうですか、それならこの子はどうですか指名料かかります」

  わたし 「お願いします。」

 こんなやり取りだったと思う。財布からさっきATMで下ろした現金7000円ぐらいだったろうか、支払うのである。初めての風俗なので支払うときに勿体なさを全く感じなかった。

 マウスウォッシュとトイレを済ませ案内され待つこと5分。

    嬢 「こんにちはーはじめまして」

   わたし「こんにちはーよろしくおねがいします。」

    嬢 「お兄さん緊張してるねそんなしなくても大丈夫だよ」

   わたし「こういうところ初めてなもんで緊張しちゃって」

みたいな、ネットの書き込みでありそうな会話をリアルでやりとげたのであった。

ピンサロに行ったもののどんな感じなのか全くイメージがわかないままだったのだが、ボックス席みたいなのが8席ぐらいあって、ほかの客と嬢がいるのはわかるけどぎりぎり見えないようになってて、店内は爆音のEDMが流れていた。

 嬢はたしかにギャルっぽかったけど実にダルそうである。そして声がガラガラなのだ。最初のトークで風俗初めてと宣言したのが聞いたのか、嬢は色々と誘導してくれた。パンツを下ろし、嬢は上半身裸となり「おっぱい」を見せてくれた。それとラッシュのにおいがすごかった。

 話はだいぶそれるが、小さいとき温泉の女風呂に母親と一緒に連れられて入ったきり、生の女のおっぱいを見るのは久しぶりであった。小さいときは性に目覚めておらず別に男の目線でおっぱいを見ていなかったから、ピンサロ嬢のおっぱいは新鮮だった。ちなみに大学の時はバンコクに行ってゴーゴーバーでおっぱいを見たけどあんまり興奮しなかった。

 話は戻り、嬢に最初はキスをしてもらった。初めてのキスの感触はとても柔らかくとろりとしていた。味は嬢は結構ケアをしていてくれていたのだろうミントガムの味がした。そのあとはフェラに入る。初めてのオナニー、初めてのオナホ、これらと同様な衝撃が脳裏を駆け巡った。舌のやわらかい肉が亀頭を行ったり来たり。

 ピンサロに行く前はサービスを受けたらすぐ逝くのだろうと勝手に思っていた。youtubeでもピンサロに連日何回もいって抜く企画もよく見ていたこともあり先入観があったのである。

 だが、しかし、わたしはダメだった。緊張のせいだろうか、ピンサロの店内の雰囲気だろうか、逝かないのである。嬢がフェラをしてくれてるのにも関わらず、萎えてしまう。萎えたのを見かねて嬢はキスをしてくれる、キスされるとまた立ちはじめ、フェラが始まるが結局時間内に逝けずじまい。

 もうこれは無理だろうと「もう大丈夫です、ありがとね」と宣言し、プレイをやめてもらってピロートークに移る。地方から来ていて東京の観光地おすすめありますかと聞いて時間をつぶした記憶がある。

 そんなこんなで、初風俗は逝けずじまいで店を出ることとなった。ただ、初キスと生おっぱいを見れたことだけでも当時は達成感があった。その後ホテルに戻った後ピンサロの記憶を頼りにオナニーを2回するのであった。

 初風俗で得た反省点は以下のとおり

 ・場慣れ(経験値)をすること

 ・リサーチの徹底